[27] q要素で引用文を示そう
最終更新日:2017年11月04日 (初回投稿日:2011年10月06日)
今回は、<q>要素を使ってみましょう。
<q>要素は、他から引用された文章であることを示す要素です。
使用する要素 | <q> 〜 </q> |
---|
「q」は、quotationの略。quotationは「引用文」という意味の名詞です。quoteともいいます。
クォーテーションマーク(quotation mark)「 ' ' 」とか「 " " 」とかは、引用文を表すもので「引用符」といいます。
(ちなみに「 ' ' 」は single quotation marks「 " " 」は double quotation marksといいます)
<q>を使ってみましょう
<q>要素は、ブラウザのデフォルトスタイルで 引用符( " " )が付きますので、自分でわざわざつけないこと。(2重になっちゃうからね)
また、「cite属性」を使って引用元の URL を書いておくこともできます。
サンプルを見てみましょう。
W3Cによると、 The use of q elements to mark up quotations is entirely optional; using explicit quotation punctuation without q elements is just as correct.
ということで、
q要素の使用は完全に任意で、q要素を使わずに自分で引用符を付けても別にOKだそうです。
HTMLはこちら。
<p>
W3Cによると、 <q cite="https://www.w3.org/TR/html51/textlevel-semantics.html#the-q-element">The use of q elements to mark up quotations is entirely optional;using
explicit quotation punctuation without q elements is just as correct.</q> ということで、<br />
q要素の使用は完全に任意で、q要素を使わずに自分で引用符を付けても別にOKだそうです。
</p>
まず、引用した文を <q> 〜 </q> で囲んでますね。
そして引用した文が存在するURLを cite属性で表記しています。
そして、サンプルの内容のとおり、W3Cは、q要素を使わずに自分で引用符をつけても構わない(just as correct)って言ってます。
よく引用文を掲載するウェブサイトなら、<q>要素のスタイルを CSS で決めておけば、自分でいちいち引用符を付けるより簡単便利ですね。
次回予告
次回は「引用」ついでに、引用したセクションを表す <blockquote>要素を。
これはテキスト用でなく、セクション(ブロック)のための要素ですが、せっかく<q>要素が
登場したので、続けて紹介します。
<q>要素は「テキスト(短いフレーズ)」用。
<blockquote>要素は「ブロック(ひと固まりの文章)」を引用するときに使います。
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