[15-1] リストを作ろう( ul要素・li要素 )
最終更新日:2017年10月31日 (初回投稿日:2011年05月23日)
今回から リストを表示する要素 を使ってみましょう。
リストとは「買い物リスト」とか「リストアップ」の リスト(List)です。
リストを表示する要素は、下の3種類があります。
ul | 番号無しリスト | Unordered List の略 |
ol | 番号付きリスト(順番あり) | Ordered List の略 |
dl | 説明リスト | Description List の略 (HTML5 で Definition から Description に変更) |
ちなみに「Order(オーダー)」とは「順序」の意味。(注文じゃないよ)
今回は、この中の ul(Unordered List = 番号無しリスト)を使ってみよう。
<ul> によるリストは、順位が無い「箇条書き」的なリストです。
使用する要素 | <ul> 〜 </ul> <li> 〜 </li>
|
---|
ul 要素で「番号無しリスト」を作ろう
書き方は <ul>要素の中に <li>要素を入れるだけ。( li は List Item の略です。)
<ul> の中に <li>要素は 必ず1個以上は入ってなきゃいけません。
<ul>
<li>リストアイテム</li>
<li>リストアイテム</li>
<li>リストアイテム</li>
</ul>
プレビューはこちら。
- リストアイテム
- リストアイテム
- リストアイテム
<li>要素のアタマに付いている「●」は リストマーカー(またはマーカー)と言います。
ブラウザのデフォルトスタイルのリストマーカーは ●(disc)です。
リストマーカーは CSSで変更します
<li>要素のリストマーカーは、CSSの list-style-typeプロパティに たくさんのスタイルが用意されています。
デフォルトの ●(disc)以外に変えたい場合は、CSSで指定します。
- disc (塗りつぶした円 =ブラウザデフォルト)
- circle(線で描いた円)
- square(塗りつぶした四角)
- none (なし)
上記はスタイルの一例です。
<ol>要素(番号付きリスト)で使用する「数字」なども <ul>要素で使うことができます。
他のマーカーは「はじめてのCSS」カテゴリーの
【17-2-2】リスト関連の要素のためのCSSプロパティ をご覧ください。
このように、<li>要素に list-style-typeプロパティで指定します。
li {
list-style-type: circle;
}
ある特定のリストだけ マーカーを変えたければ、<ul>要素に id名か class名を付けて特定し、その <li>要素に list-style-typeプロパティを指定します。
マーカーの指定は <li>要素でします。<ul>要素ではできません。
CSS はこちら。
ul#sample{
margin: 0;
}
ul#sample li {
list-style-type: circle;
}
HTML はこちら。
<ul id="sample">
<li>リストアイテム</li>
<li>リストアイテム</li>
<li>リストアイテム</li>
</ul>
idとclassの違いについては「はじめてのCSS」カテゴリーの
【3】id とか classって何?(セレクタの「種類」を知っておこう)をご参照ください。
リストマーカーを「画像」や「任意のテキスト」にする方法もあります。
[15-4] リストマーカーを画像や任意のテキストに変更する方法 で説明します。
リストのブラウザデフォルトスタイル
リストは ブラウザのデフォルトスタイルで、左側にスペースが空くようになってます。
それは、親要素( <ul>要素、または <ol>要素 )に、ブラウザのデフォルトスタイルで 「padding-left」があるから。
また、<li>要素はデフォルトで リストマーカーが左にはみ出しています。
これは <li>要素にブラウザデフォルトで list-style-position: outside があるから。
リストを他の要素と左揃えにする(左のスペースをとる)には、
<li>要素に list-style-position: inside を指定してマーカーを引っ込ませ、
親要素に padding-left: 0 と指定して左側のスペースを無くします。
リストの CSSの詳細は、「はじめてのCSS」カテゴリーの
【17-2-2】リスト関連の要素のためのCSSプロパティ
に書いていますのでご覧ください。
次回予告
次回は、ol(番号付きリスト)を使ってみよう。
ul と違って順序があるので、順序を逆にしたり、途中から変えたりできます。
リストマーカーには「数字」がデフォルトで付くようになっています。
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