(余談です)au「ピタットプラン」が めっちゃわかりにくい件

最終更新日:2022年09月19日  (初回投稿日:2017年07月18日)

時系列では positionプロパティの話の真っ最中ですが、また余談でスミマセン。
しかも au ユーザーしか関係ない話でゴメン。

2017年7月14日開始の auの新料金「ピタットプラン」は、基本料・データ通信料が 従来プランと比べて相当安い ので、受付開始日にさっそく変更しました。

この記事は2017年7月に書かれたもので、かなり古い情報です。
(最新のauの料金を知りたい方には何の役にも立ちません。2022年9月記)
auピタットプランは2022年9月時点でもありますが、この記事よりリーズナブルな価格設定になっているようです。

auのウェブサイトを一生懸命 解読していたあの頃を個人的になつかしく思い出してしまう(?)記事なので、編集せずそのまま残すことにします。

ただこの「ピタットプラン」、非っ常に制約の多いプランでした。
・まだ端末代金の支払いが終わってない人は「毎月割」が使えなくなる
iPhoneを買う人(新規・機種変)は最初は入れない(変更は可能)
 2017年9月22日よりiPhoneの新規・機種変での提供を開始
・Androidを買う人(新規・機種変)は2018年2月以降「旧プラン」と「新プラン」間の変更不可

などの制約があります。
で、せっかく調べたので、誰かの役に立つかも?と思いメモっておきます。

それにしても、auのサービスはネーミングが意味不明 + 内容も複雑なので調べるのが大変でした。

他のキャリアも似たようなものでしょうけど、この複雑さ、どうにかならんのですかね?

本日のINDEX
  1. ピタットプランは「変動型」の料金プラン
  2. ピタットプランは 制約が多い
    1. 「毎月割」が同時に受けられなくなる
    2. iPhone は購入と同時に入れない入れます
    3. これから買う人は来年2月以降は従来プランとの間の変更ができない?
    4. 「ビッグニュースキャンペーン」でさらに割引
    5. 「マンスリーポイント」の対象外
  3. 「ピタットプラン」はMVNOへの顧客流出対策
    1. そもそも「格安SIM業者」って呼び方は変だよね

ピタットプランは「変動型」の料金プラン

私は「My au」でプラン変更しました。「総合案内」への電話や、店頭でも変更できるようです。

上の画面の下のほうの「次へ」をクリックしたらこの画面↓
あれ? データ量の選択肢は無いの?

わからんので「総合案内」に電話しました。
au総合案内:0077-7-111(無料・年中無休・9:00~20:00)

そこで このプランは「変動型」だと教えられました。
1ヶ月に 1GBまでしか使わなかったら、「シンプル」の場合2,980円(税抜き)で、1GB超えて 2GBまでだったら 3,980円(税抜き)...と、データ通信量によって毎月料金が変わるんだって。

改めてサイトを見ると、地味に本文で
「auピタットプランは、データ利用量に応じて自動的に定額料が変動する4G LTEスマートフォン専用プランです」
と書いてありました。う〜ん、ここは大きく表示すればいいのに。

しかし私の場合は、例えデータ利用が 2GB、3GB になったとしても、従来プランスーパーカケホ+データ定額 や、カケホ+データ定額より 断然安くなるので迷わず変更。
端末代金も払い終わっているので、あまり制約を気にせず変更できました。

ピタットプランは 制約が多い

この新プラン、安いだけあって(?)たくさんの制約があります。
特に、端末の分割払いが終わってない人は注意が必要です。

「毎月割」が同時に受けられなくなる

auピタットプランのページで、各タイプの料金表(らしきもの)の下部に小さく
※本料金プランに申し込みされた場合、毎月割の適用はされません。
と書かれています。

「毎月割」とは 端末の分割支払いのための割引サービスです。
一括払いもできるんですが、24分割で支払えばこの「毎月割」が使えます。

家族が購入した iPhone SE(16GB)は、分割代金 2,370円のところ「毎月割」で 2,340円引いてもらって、本体代金は実質30円/月しか払ってないことになっています。

これが無くなったらどうなるのか? ちょっと計算してみた↓

(以下すべて税抜き)
【現在:スーパーカケホ+データ定額3GB
毎月の金額 6,530円
(基本料1,700 + データ通信量4,200 + LTE NET300 + オプション300 + 端末代2,370 - 毎月割2,340

ピタットプラン(スーパーカケホ)に変更したら ★毎月割無し】
1GBまでなら 6,150円。(3,480 + オプション300 + 端末代2,370
2GBまでなら 7,150円。(4,480 + オプション300 + 端末代2,370
3GBまでなら 8,150円。(5,480 + オプション300 + 端末代2,370

データ通信量が 1GBまでなら若干(380円)安くなります。
それ以上になるなら現在より月々の料金がアップします。

というわけで、
データ通信や通話が少ない人なら「毎月割」が無くても「ピタットプラン」のほうが安くなる場合も。
絶対 1GBを越えない自信があるなら、端末の分割払いが残ってても、月々の支払いが安くなる。

月々のデータ通信や 通話量の変動が多い人や、たくさん使う人は、端末の分割払いが終了してから変更したほうがイイね。

iPhone は購入と同時に入れない入れます

2017年9月22日から、iPhoneも新規購入・機種変更でも「ピタットプラン」に入れるようになったそうです。
詳細はこちら→iPhoneで「auピタットプラン」「auフラットプラン」が利用可能に!

★下記は 2017年7月18日の記事です。読み飛ばしてください。

同じく auピタットプランのページの「対応機種」の下に、コレまた小さく
※iPhone 7/iPhone 7 Plus/iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone SE/iPhone 6/iPhone 6 Plus/iPhone 5s/iPhone 5c/iPhone 5の購入を伴う新規契約および機種変更時には本プランおよびビッグニュースキャンペーンは対象外です。(料金プラン変更のみの場合はご加入いただけます。)
と書かれています。

iPhoneの「新規・機種変」では「ピタットプラン」を選択できないように読めます。
よくわからないので auに「チャット」で問い合わせました。

やはり「購入」を「伴わなければ」OK
例えば Apple Store で買ってきたものなら「ピタットプラン」に入れるそうです。

サイトの文章の最後に「(料金プラン変更のみの場合はご加入いただけます)」とありますが、これは、最初は「従来プラン」に入って、後で「ピタットプラン」に変更するのはアリってことだって。

auでiPhoneを購入する場合は、とにかく最初は「従来プラン」に入って「毎月割」を受け、その後「ピタットプラン」に変更可能ってことらしい。
「毎月割」が無くなってもいいなら、好きな時期に「ピタットプラン」に変更可能 ということです。

注意★上記は 2017年7月18日当日の記録です。
2017年9月22日から、iPhoneも新規購入・機種変更でも「ピタットプラン」に入れるようになったそうです。
詳細はこちら→iPhoneで「auピタットプラン」「auフラットプラン」が利用可能に!

これから買う人は来年2月以降は従来プランとの間の変更ができない?

これまた「対応機種」の下に小さく
※2017年7月14日以降に機種購入した場合、2018年2月以降、「auピタットプラン/auフラットプラン」と「その他の料金プラン」間のプラン変更はできません(機種購入を伴う変更を除く)。
と書かれています。
かなり重要だと思うんですが、なんでこんなに小さく書くんだろう?
しかも、わかりにくっw

「フラットプラン」とは データ使用量が 20GBか 30GB の料金プラン。本記事では説明を割愛。

これから auで端末を買う人は、
・2018年1月までなら「新プラン」← →「従来プラン」のプラン間の変更可能
2018年2月からは、「新プラン」← →「従来プラン」のプラン間の変更が不可能
・2018年2月からは、機種購入するときだけは変更可能
って読めます。

Android は最初から「ピタットプラン」にできるので(従来プランも選べます)まあ問題無さそう。

ところが iPhoneには大問題。
新規購入時に「ピタットプラン」に入れず、来年2月以降は「従来プラン」から「ピタットプラン」への変更は不可 ってことは、来年2月以降は auで iPhoneを買ったら絶対「ピタットプラン」に入れないじゃん と思ってしまうよね。
これが違うんだって。

で、先ほどのチャットの続きです。

アレは「Androidユーザー用の表記」だそうです。
いや〜 あの表記じゃわからんよ。

たまたま上記のチャットで判明した新事実(?)でした。

Androidには、新しい分割払い用のサービス「アップグレードプログラムEX 」ができて、「毎月割」が不要になる。iPhoneは「毎月割」のまま。

★追記★(2017年12月)
iPhoneも新規・機種変で「ピタットプラン」と「アップグレードプログラムEX(a)」に入れるようになったそうです
詳細はこちら→iPhoneで「auピタットプラン」「auフラットプラン」が利用可能に!
ですので上記はアンドロイドだけの話ではなく、iPhone も対象になったと思われます。

★さらに追記★(2018年7月)
auの「アップグレードプログラムEX」、ソフトバンクの「半額サポート」などの、いわゆる「4年縛り」は、2018年6月28日、公正取引委員会から改善要求が出ています。
他社への乗り換えを抑え、企業間競争を妨げるので、独占禁止法上 問題になる恐れがあるということです。(なので、ひょっとするとまた近いうちに変更になるかも)

この「4年縛り」は、スマホ本体を48回(4年)払いにして、2年分払ってこの端末を返納し、新機種に変更したら、残りの半分を支払い免除するというもの。でも変更機種も4年縛りで買うのが条件なので、無限ループ。お得なのかな?

★そしてさらに追記★(2019年8月)
auの「アップグレードプログラムEX」は、2019年9月30日で新規受付を終了だって。
(利用中のユーザーはそのまま継続して使えるそうです)
2019年秋に施行される「改正電気通信事業法」で、端末を割引販売する際の「2年縛り」などの販売手法が禁止されるらしく、それに合わせて終了するようです。
秋以降、他のキャリアのプランも大きく変わりそうですね。どうなるのかな〜。

「ビッグニュースキャンペーン」でさらに割引

「ビッグニュースキャンペーン」とは、期間限定の割引キャンペーンです。
2017年7月14日~12月31日までの間に「端末の購入を伴う機種変・新規・他社からの乗り換え」をして、同時に「auピタットプラン」にすれば、翌月から1年間 1,000円/月を割引くというもの。
1年間だと 12,000円の割引なので大きいですね。

「マンスリーポイント」の対象外

「ピタットプラン」はマンスリーポイント(au携帯電話等のご利用料金1,000円ごとに10ポイントが貯まるサービス)の対象外だそうです。
ピタットプランのページの後半(関連情報の直前)に「ご注意」というアコーディオンメニューがあり、そこにひっそりと書いてあります。

格安料金プランなのでポイントはあげない。←ケチですね。

このほか、「データギフト」「長期優待データギフト」「データくりこし」の対象外など、いろいろ書いてありますので、プラン変更を考えているかたはこの「ご注意」も読んでみることをお勧めします。

「ピタットプラン」は MVNOへの顧客流出対策

2017年7月11日付けの朝日新聞の記事で、

携帯大手、相次ぎ値下げ 格安SIMに対抗、KDDI最大3割
(〜中略〜)
KDDI(au)は、新料金による収益へのマイナスは年200億円という。それでも新プランを始めるのは、格安SIM業者に顧客流出が進むことへの危機感だ。
2016年度末の auの契約者(個人)は前年比 2.1%減(〜中略〜)
総務省によると 、2016年度末の格安SIM契約者数は前年比 25.0%増で、PHSを含む携帯電話全体の 9.4%を占めた。(〜以下略〜)

とありました。
でしょうねえ。
で、格安プランを出したものの、制約もたくさん作って儲けを何とか確保したいんでしょうねえ。

MVNOMobile Virtual Network Operator = いわゆる格安SIM業者)は、以前はあまり選択肢が無かったけど、今は増えていろいろ選べるようになりましたからね。

そもそも「格安 SIM 業者」って呼び方は変だよね

新聞でも「格安 SIM 業者」って言ってますが、日本のキャリア(docomo、au、SoftBank)と比べたら「格安」な「SIM」をレンタルする業者だからこの呼び方らしい。

キャリア(docomo、au、SoftBank)MNO(Mobile Network Operator = 移動体通信事業者)と言います。
いわゆる格安 SIM 業者と言われる MVNO(Mobile Virtual Network Operator = 仮想移動体通信事業者)は、MNOから「データ通信回線・音声通話回線」を借りています。

MNO は通信回線の保守費用、店舗の維持費・人件費・広告費もかかるので、ユーザーの負担が多めになります。が、SIMロックでユーザを縛る代わりに 手厚いサポートを提供しています。

MVNOSIM契約(データ通信(オプションで音声通話も))がメイン。端末本体はユーザーが自由に用意できます。(端末も売ってるMVNOもあります)
回線切替などの作業はユーザー自身が行います。
MNOへの回線レンタル費はかかりますが、店舗や従業員は MNOほど必要なく、ユーザーの負担が少なくなります。

MVNOには、mineo(マイネオ)、 楽天モバイル、 LINEモバイル、 UQモバイル、 IIJmio、 BIGLOBE SIM、 OCN モバイル ONE、 NifMo、 U-mobile、 b-mobile、 Y!モバイルなどがあります。

SIMフリーでない端末でも、今契約しているキャリアの回線を扱っている MVNOなら そのまま使えます。

今の契約会社 SIMロック解除無しで使える MVNO
docomo  どの MVNOでもそのまま使えます
au (au回線がある)
mineo(マイネオ)・UQモバイル・IIJmio など
SoftBank (SoftBank回線がある)
U-mobile、b-mobile、Y!モバイル など

SIMロック解除した端末や、元々 SIMフリーの端末なら、どの MVNOでも(どのキャリアでも)そのまま使えます。


本来スマホは SIMを替えることで回線を選べるもの。
日本でも、キャリアのSIMロック解除を義務化され、SIMフリーの端末が買えるようになり、ユーザーが自由な契約を選べるようになってきました。
将来はもっと当たり前に自由に回線を変えられるといいですね。

私は今秋に MNP(モバイルナンバー ポータビリティ)更新月になりますので、MVNOに移転するつもりです。もうキャリアでの「縛り」が、イヤになっちゃった〜w
その頃には、また MVNOについてや、移転への記事を書くと思います。また余談で。

追記:MNP乗り換えしました。
こちらでリポート→(余談です)auから mineo(マイネオ)へ MNP転入しました

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