【17-2-1】display:list-itemでリスト関連じゃない要素をリストっぽく
最終更新日:2017年11月14日 (初回投稿日:2016年04月25日)<li>要素じゃない要素に display: list-itemプロパティ を指定すれば、<li>要素と同じように先頭にリストマーカー(●とか)を付けたり、インラインの要素でも <li>要素のようにブロックレベルになるんです。
<li>要素はブラウザデフォルトで display: list-itemになっているのですが、他の要素にも適用できるんですね。
display プロパティは記事を数回に分けています。こんなかんじで↓
- 【17-1】display でボックスの表示形式を自由に変えよう
- displayプロパティと値の一覧/display: inline/block/inline-block/none/run-in
- 【17-2-1】display:list-itemでリスト関連じゃない要素をリストっぽく ←今ココ
- display:list-item で、<li>要素じゃない要素を<li>要素のように扱えます
- 【17-2-2】リスト関連の要素のためのCSSプロパティ
- リスト関連の要素だけに使えるCSSプロパティをまとめます
- 【17-3-1】display:tableでテーブル関連じゃない要素をテーブルっぽく
- display:table などで、テーブル関連じゃない要素にテーブルの性質を与えます
- 【17-3-2】テーブル関連の要素のためのCSSプロパティ
- テーブル関連の要素だけに使えるCSSプロパティをまとめます
- 【17-4-1】display:rubyでルビ関連じゃない要素をルビテキストに
- display:ruby で、要素にルビ(ruby)を表示する機能を与えます
- 【17-4-2】ルビ関連の要素のためのCSSプロパティ
- ルビ関連の要素だけに使えるCSSプロパティをまとめます
- 【18-1】Flexbox を使おう!(display:flexでFlexboxを作る)
- display: flex に関しては、Flexbox として仕切り直します。 display: flex で「Flexboxコンテナ」を定義し、その他のプロパティも使ってフレキシブルボックスを作ります
display: list-item で 要素にリストマーカーを付ける
下のサンプルは、<small>要素をリストっぽくしています。
普通は付くはずがないマーカーが付いてますね。
しかも、インラインの <small>要素が <li>要素と同じくブロックレベルになって改行されています。これは使えます。
上のサンプルの HTMLです。
<div id="smp1">
<small>表示の価格には消費税は含まれておりません</small>
<small>合計金額1万円以上の場合は送料は無料です</small>
<small>代引の場合は別途代引き手数料をいただきます</small>
</div>
サンプルの CSSです。
div#smp1 {
border:solid 1px #ccc;
padding:1em;
margin:0;
line-height:1.2em}
div#smp1 small {
display:list-item;
margin-left:1em} /*マーカーのためのスペースを作っています*/
CSSソース↑の8行目で左マージンを指定しています。
<li>要素ならブラウザのデフォルトで、マーカー用のスペースや字下げ(他の要素より内側に下がる)が設定されているのですが、<li>じゃない要素に display:list-item を指定した場合は、そのようなデフォルト指定が無いため、自分で指定して整えてあげる必要があります。
(リストのデフォルトの margin や padding については、次回まとめます)
下は、<p>要素に「list-style-image」で画像のリストマーカーを付けています。
小型・軽量化で持ち運びに便利!
豊富なカラー・パターンからお選びいただけます
母の日のプレゼントに最適!
上のサンプルの HTMLです。
<div id="smp2">
<p>小型・軽量化で持ち運びに便利!</p>
<p>豊富なカラー・パターンからお選びいただけます</p>
<p>母の日のプレゼントに最適!</p>
</div>
サンプルの CSSです。
div#smp2 {
border:solid 1px #ccc;
padding:1em;
margin:0}
div#smp2 p {
display:list-item;
list-style:url(images/li_image.jpg) inside}
list-style(CSSの7行目)はショートハンドプロパティです。
list-style-image で画像のURLを指定し、list-style-position を「inside」(デフォはoutside)にする指定を 1行にまとめています。
(リストのスタイル指定については次回詳細)
下のサンプルは、<dl>要素の中の <dt> と <dd> にリストマーカーを付けています。
- 超軽量!折りたたみ傘いろいろ
- 小型・軽量化で持ち運びに便利!
- 豊富なカラー・パターンからお選びいただけます
- 母の日のプレゼントに最適!
- 豊富なカラー・パターンからお選びいただけます
上のサンプルの HTMLです。
<dl id="smp3">
<dt>超軽量!折りたたみ傘いろいろ
<dd>小型・軽量化で持ち運びに便利!
<dd>豊富なカラー・パターンからお選びいただけます
<dd>母の日のプレゼントに最適!
</dl>
ちなみに、このサンプルのHTMLは、<dt> と <dd> の終了タグを省略しています。
終了タグの省略については(ちょっとメモ)HTML5 での 省略可能なタグについて をご覧ください。
サンプルの CSSです。
dl#smp3 {
border:solid 1px #ccc;
padding:1em;
margin:0}
dl#smp3 dt, dl#smp3 dd { /*←dtとddの両方に*/
display:list-item; /*←リストアイテムに指定*/
list-style:url(images/li_image.jpg) inside;
margin-left:2em}/*←字下げをしています*/
dl#smp3 dt { /*←dtだけ*/
list-style-image:none; /*←画像をやめて*/
list-style-type:square; /*←square(■)に*/
margin-left:0}/*←字下げを無しに*/
次回予告
いろんな要素をリストっぽくできる display: list-item ですが、リストのためCSSプロパティを知らなきゃ話になんないので、次回はリスト関連のCSSプロパティをまとめます。
displaypプロパティの流れの途中で、ちょっと頭がごちゃごちゃしそうですけど、同時期に書いておかないとすぐ試せないもんね。
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