【2】CSSはどうやって使うの?(基本構造とCSSを置く場所について)

最終更新日:2017年09月23日  (初回投稿日:2015年07月27日)

今回は、CSSの基本の「書き方」や「HTML上に置く場所」を見てみよう。

本日のINDEX
  1. CSSの基本構造
    1. 1つのセレクタに 複数のスタイルを指定する方法
    2. 複数の「セレクタ」を指定する方法
  2. CSSのコメントの書き方
  3. CSSを置く場所
    1. <style>要素でHTMLの<head>内に直接書く
    2. <style>要素で<body>内に直接書く
    3. 外部ファイルにして<head>内に<link>要素で読み込む
    4. 各要素にインラインで書く

CSSの基本構造

CSSは、セレクタ { プロパティ : } というカタチが基本です。
この要素の { このスタイルを : こうする } という ブラウザに向けての指令です。

プロパティと値の間は「:(コロン)」で区切り、そのセットを「{ } (中かっこ)」で囲みます。
例えば、h1 { color : red } と書けば、<h1>要素の文字の色を赤にする という指令になります。

セレクタ(selector)とは、HTML要素をセレクトするもの。HTML要素を特定します。
HTML要素の名前、id名(HTML要素のid属性の値)、class名(class属性の値)など、いろいろな種類があります。(セレクタの種類については次回詳細)

プロパティ(property)はスタイル の種類。
「color」なら文字の色、「background-color」なら背景色、「font-size」ならフォントサイズ、といった具合で、だいたい英語そのまんまなのでわかりやすい。これもたくさん種類があります。

(value)はもちろんプロパティの。スタイルをどうしたいかを書きます。
色なら「red」とか「#ff0000」とか、サイズなら「20px」や「2em」といったかんじで、プロパティによって値の書き方もいろいろあります。

1つのセレクタに 複数のスタイルを指定する方法

1つのセレクタに複数のスタイルを指定するには、
プロパティと値のセットを「;(セミコロン)」で区切ります。
「;」が抜けてると、エラーになるよ。最後の「;」は、あっても無くてもOK。

h1 {
  color:red;
  font-size:120%;
  line-height:1em;
  }

上の書き方は、読みやすいように改行していますが、改行やスペースはあっても無くてもOK。

h1{color:red;font-size:120%;line-height:1em;}

ただ、CSSのショートハンド(複数の値をいっぺんに指定する方法)を使う時は、値を半角スペースで区切るルールがあり、その半角スペースは省略不可。注意が必要です。
(ショートハンドについては、後日まとめます。)

複数の「セレクタ」を指定する方法

複数の「セレクタ」に同じスタイルを指定したい時は「,(カンマ)」で区切ってひとまとめにして、同じ指定をすることができます。
区切りのための「,」が抜けてたり、セレクタの最後( { の直前)に「,」があるとエラーになるので要注意です。(こういう細か〜いタイプミスに気をつけなきゃいけないのがCSS。笑)

section h1,
section h2 {
  color:red;
  line-height:1em;
  }

これも、改行やスペースは必須ではありません。

h1,h2{color:red;line-height:1em;}

CSSのコメントの書き方

CSSのコメントは /*(スラッシュ、アスタリスク)と */ で囲みます

/*CSSのコメントはこのように書きます。
 中で改行してもOK。*/

CSSを置く場所

CSSをHTMLファイルに読み込む方法です。下記の4つの方法があります。
オススメは3番目の「外部CSSファイルにして<link>要素で読み込む」方法です。
が、それぞれの方法に利点がありますので、臨機応変に使い分けよう。

  1. <style>要素でHTMLの<head>内に直接CSSを書く
  2. <style>要素で<body>内に直接CSSを書く
  3. 外部CSSファイルにして<head>内に<link>要素で読み込む
  4. 各要素にインラインで書く

<style>要素でHTMLの<head>内に直接CSSを書く

HTMLの<head>部分で、<style>〜</style>の中に直接CSSを書く方法です。

この方法で書いたCSSは、そのHTMLファイルだけに有効になるので、すべてのHTMLファイルに同じスタイルを適用したい場合は、全部のHTMLファイルにおんなじコトを書かなきゃなりません。これじゃ編集作業も大変ですね。
ですので、この方法はあまりお勧めしません。外部CSSファイルにしたほうが編集が楽だから。

ただし、そのページにしか使わないスタイルを書く時には有効な方法です。
例えば期間限定の特設ページなどの場合は、<head>にCSSを書いておけば、そのHTMLファイルが不要になった場合、CSSも一緒に始末できるので便利です。

<head>
<style>
 .sample img {
   width:34px;
   padding:8px;
   border: 0; }
</style>
</head>

このソースでは、<style>要素の type属性を略しています。type属性のデフォルトは「text/css」なので、type属性が無ければブラウザはこのMIMEタイプで解釈します(HTML5から)。だから省略OK。
<style>要素についての詳細は「[43] style で CSS を HTML内に書いてみよう」をご覧ください。

<style>要素で<body>内に直接CSSを書く

HTML5から、<style>要素は「scoped属性」をつければ、<body>内にも置けるようになりました。
これも、そのページだけにしか使わないスタイルを書く時には有効。
<body>内に書けるので、ほんとにピンポイントでスタイル変更したい時には便利です。
ただし、ほかのHTMLでも共通して使うスタイルには、この方法は使わないようにしよう。あとで編集する時めんどくさいから。

<section>
   <style scoped>
   p { border: solid 3px #CCC; padding:1em; }
   p.bRed { border-color:#f66; }
   p.bYellow { border-color:#fc0; }
   </style>
<h1>サンプル</h1>
<p class="bRed">この段落のborderは赤。</p>
<p class="bYellow">この段落のborderは黄色。</p>
<p>この段落のborderはグレー。</p>
</section>

<section>
<p>この段落はborder無し。上のsectionのスタイルが適用されない。</p>
</section>

<style>要素の「scoped属性」の使い方の詳細は、
[43] style で CSS を HTML内に書いてみよう:「scoped属性」」で。サンプルもあります。

外部CSSファイルにして<head>内に<link>要素で読み込む

これがオススメ、というか最もスタンダードな方法です。
「○○○.css」と拡張子をつけてCSSを別ファイルにし、<link>要素でHTMLに読み込ませる方法。
編集するときは、たくさんのHTMLファイルを修正するのではなく、外部CSSファイルを直すだけで済むので効率的なんです。

<head>
<link rel="stylesheet" href="style.css" type="text/css"> 
</head>

WordPressを使うときもこの方法ですね。style.css はWordPressテーマの必須ファイルなので、この方法で header.php の<head>に読み込ませますね。

外部CSSファイルの作り方[12-1] CSSを外部ファイルにしよう をご覧ください。
 文字エンコードの宣言(@charset使用)についてもこちらで触れています。

・<link>要素については [42-1] link で外部CSSファイルの読み込み、グループ化をしよう をご覧ください。

複数の外部CSSファイルを読み込むこともできます

<link>要素を複数書いて、複数の外部CSSファイルをHTMLに読み込むことができます。
CSSファイルを分けたほうが、編集しやすいので、このように複数読み込めると便利ですね。

例えば、ブラウザのデフォルトスタイルをリセットするためのCSSは、1度書いたらめったに修正しないので、分けておいたほうがいい。他のCSSの編集の時に邪魔にならないし、間違っていじってしまうことも避けられます。
また、PCビューでのスタイルと、タブレットやスマホ用のスタイルも分けたほうが、自分がわかりやすいですね。
(ま、どんな分け方であれ、自分があとで編集しやすいように、自由に分ければOKです)

<head>
<link rel="stylesheet" href="css/reset.css" >
<link rel="stylesheet" href="css/layout.css" >
<link rel="stylesheet" href="css/responsive.css" >
</head>

この場合、書く順番(外部CSSファイルを読み込む順番)が大事です。
CSSには「前に読み込まれたものを、後で読み込んだものが上書きする」というルールがあるので。
(優先度のルールについては、後日詳細)

たとえば上のソースでは、
1.デフォルトスタイルのリセット → 2.レイアウト用のCSS
という流れで、サイトのスタイルを整えています。
これを逆に書いちゃったら、せっかく指定したスタイルをリセットしちゃうことに。

上のソースはtype属性を略しています。type属性のデフォルトは「text/css」なので、<link>要素の rel属性値が stylesheet なら、type属性は省略OK(HTML5から)

また、ここでは相対URLを使っていますが、絶対URLでもOK。ほかのサーバに上げたCSSも持って来れます。
・相対URL、絶対URLについては「[10] 絶対URL と 相対URL」をご覧ください。

外部CSSファイル内で @import を使って複数のCSSを指定することも

外部CSSファイル内で @import を使っても、複数のCSSファイルを読み込めます。
これはWordPressを使う時にも便利です。

style.css に、何もかも全部書いてもいいんですが、分けたほうが編集しやすいので。
また、WordPress の style.css はテーマの第1階層に置く必要がありますが、style.css に読み込むほかのCSSは「CSS」ディレクトリにまとめることができて便利です。

<head>
<link rel="stylesheet" href="style.css" >
</head>
@charset "UTF-8";
/*(WordPressの場合は、style.cssにコメントで「テーマの情報」を書きます)
Theme Name: 
Description: 
Author: 
Author URI:
*/
@import url(css/reset.css);      /*ブラウザのデフォルトスタイルをリセットするCSS*/
@import url(css/layout.css);     /*全体のフォーマット*/
@import url(css/others.css);     /*コンテンツ部分のh1, h2 p などのために*/
@import url(css/responsive.css); /*レスポンシブ用*/

もちろん WordPressじゃなくても、この @import を使う方法は便利でオススメです。
@import を使えば、それぞれのCSSファイルを「ディスプレイ用」「印刷用」などと切り替えることもできます。詳しくは(ちょっとメモ)link よりスマートな CSSの @import と @media で。

この場合も、書く順番(外部CSSファイルを読み込む順番)が大事です。
CSSは「前に読み込まれたものを、後で読み込んだものが上書きする」というルールがあるので。
(優先度のルールについては、後日詳細)

各要素にインラインで書く

HTML要素に「style属性」を使って、直接その要素だけのスタイルを書くこともできます。
ページ内のある要素だけに特にスタイルを与えたい時に、使います。
ただし、W3Cで「HTML文書とCSSを分離する」ことが推奨されているので、この方法は多用せず、ここぞという時にだけ使いましょう。
あんまりコレを使うと、あとで編集したい時にメッチャ大変だから。
(なので、もう絶対直さない(どこに何を書いたか忘れちゃってもイイ)と確信できる場所だけにピンポイントで使おう。
  後で修正しそうだとか、他のページでも同じスタイルを使う場合は、キチンと外部ファイルに書いたほうが無難です。)

<p style="margin-bottom:0; font-size=85%"> </p>

このインラインで書く方法はCSSの優先度的に最強。他のどんなスタイル指定よりも、インラインスタイルが最優先で適用されます。これは知っててお得な豆知識です。
例えば、他の人が書いたCSSを変更していて、ど〜しても解決できずに困った時に、「もしかしてインラインで書いてたりして」と疑ってみるとアタリだったりするw。知っていれば解決も早いですね。

次回予告

次回は「セレクタ」の種類についてざっくり見てみましょう。
セレクタは、たくさん種類があるんですが、そのなかでも基本的な(よく使う)ものや、知ってると便利なもの(擬似要素、擬似クラス、属性セレクタなど)をざっと紹介します。
セレクタの種類によって「CSSの優先度のルール」が決まるので、どんな種類があるかだけでも知ってたほうがイイです。優先度のルールは、実際にCSSでレイアウトを組む時にとても大事なので。
意図したとおりにプレビューしない時は、この優先度のルールが引っ掛かってる可能性大(または単なるタイプミスw)

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Re: No title

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