[49-9] input要素で非表示のデータを送ろう ( hidden )
最終更新日:2018年01月31日 (初回投稿日:2013年08月23日)<input type="hidden">は、ユーザの目に触れなくても良い、フォームの「整理やコントロールのための値」を送信するのに使います。
hidden(ヒドゥン)は「隠れた。隠された」と言う意味。
そんなわけで、type="hidden" で作った部品はブラウザでは非表示。プレビューされません。(HTMLソースを見ればわかりますけどね)
ユーザの目に触れること無く、ユーザが書いた内容と この hidden のデータ(name属性の名前と value属性の値)をセットで送信できるというものです。
type属性の値 | 部品の役割 | |
---|---|---|
<input>要素で作る 「非表示データ」を送信するための部品 |
type="hidden" | 非表示データの送信 |
ほかの属性で機能を追加できます
この hidden も、type属性以外の属性を使って機能を追加できます。
(各属性については、それぞれのリンクで詳細をご覧ください。)
- form属性で <form>要素の外に出す
- disabled属性で「使用不可」にする
type="hidden" で「非表示データ」を送ろう
hidden は <input type="hidden" name="○○○" value="●●●">というカタチで使います。(○○○や●●●は任意のテキストを書きます)
ユーザに入力してもらったデータと一緒に、name属性でつけた名前とvalue属性の値をセットで送信することが目的なので、必ずこの2つは書きます。
では、サンプルコードです。
<form>
<input type="hidden" name="page" value="inquiry">
<input type="hidden" name="recipient" value="yamada">
<p>お名前:<input type="text" name="名前"></p>
<p>パスワード:<input type="password" name="パスワード"></p>
<p>質問の内容:<textarea name="内容"></textarea></p>
<input type="submit" value="送信" >
<input type="reset" value="リセット">
</form>
プレビューはこちら。<input type="hidden">は、表示されていませんね。
このサンプルでは、<input type="hidden"> によって
「page=inquiry&recipient=yamada」という情報が、ユーザの入力した情報と共に送られます。
これをプログラムに、例えば「inquiry(問い合わせ)ラベルを付けて山田さんのメアドに送信」などの「処理」をさせれば便利ですね。
他に hidden の具体的な使用例として、
複数ページにまたがるフォーム(「次へ」ボタンなどで次のフォームに行くような)場合、入力済みのフォームの内容を、次のフォームに hidden で記述させ、最後のフォームでまとめて送る、などがあるそうです。
<input>要素の 索引ページ
<input>要素は「type属性の値」でいろいろなフォームの部品になります。
今回の「非表示データ」送信の部品以外は、下記の一覧をご覧ください。
- <input>要素の type属性の値一覧
<input>要素は、type属性以外にもたくさんの属性があり、それによってフォーム部品に機能などを加えられます。詳しくは下記の一覧をご覧ください。
- <input>要素の 他の属性一覧
次回予告
次回は、<input>要素で「送信ボタン」などを作りましょう。
(今までも「送信ボタン」はさんざん出てきましたけどね)
<input type="submit">で送信ボタン、<input type="reset">でリセットボタンを、<input type="button">で「戻る」とか「次へ」などの汎用性のあるボタンを作ります。
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