[45-5] meta要素で OGPを設定しよう
最終更新日:2017年12月08日 (初回投稿日:2013年02月07日)
OGP(Open Graph Protocol)の設定にも <meta>要素を使います。
Open Graph プロトコル は、もともと Facebookで作成されたものだそうです。
Facebookだけじゃなく、Twitterや Google+、LINE などの SNSで、ウェブページをシェアしてもらった時にそのページの「タイトル・抜粋文・イメージ・URL」のセットで表示させる仕組みです。
こちらは OGP本家のウェブサイト(http://ogp.me/)
ここにメタデータの種類と書き方が記載されています。
<meta>要素は内容が多いため 記事を数回に分けています。
- [45-1] meta要素で基本情報を指定しよう
- <meta>要素のルールと、属性のルール
- [45-2] meta要素の charset属性で文字コードを指定しよう
- charset属性で文字エンコードを指定します。
- [45-3] meta要素の name属性でサイトの情報を指定しよう
- name属性でサイトの説明文、クローラーへの指示、ビューポートの指定などをします。
- [45-4] meta要素の http-equiv属性で動作を指示しよう
- http-equiv属性でページのリダイレクトを指定できます。
- [45-5] meta要素で OGPを設定しよう ←今日はココ
- Facebook などの SNSでシェアされたときの「サムネイル画像や説明文などのセット」を表示させます。
ブログシステムや CMS では自動的に
WordPress では、プラグインを利用して簡単に OGP を設定できます。
ブログシステムなども、管理画面で OGP 設定ができるものが多いです。
管理画面で設定すれば、自分で <head>部分を編集しなくても、自動的に <meta>要素が書き出されます。
そのあと「シェアボタン(SNSボタン)」を設置すれば、ビジターがボタンを押してシェアすることができます。
WordPress は シェアボタン用のプラグインを入れれば簡単。
ブログシステムでも、管理画面で シェアボタンを設定できます。
シェアした後、そのビジターの SNS上に、あなたのページへのリンクがグラフィカルな(アイキャッチ画像・タイトル・簡単な説明文・URLの)セットで表示されます。これが OGPによる表示。クリックすることで該当ページにジャンプします。
下記は Twitterでの表示例。
手動で OGP を設定する
自分で <head>部分に <meta>要素を書けば、手動でも設定できます。
下記はサンプルです。(ハイライト部分が OGP)
<meta>要素の「property属性」を使います。Twitterカード だけは「name属性」を使います。
「property属性」は W3C, WHATWG 双方の使用には記載のない、オプション追加された属性です。
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ページタイトル</title>
<link rel="stylesheet" href="css/default.css">
<link rel="stylesheet" href="css/add.css">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<meta name="robots" content="index,follow">
<meta name="author" content="著作者">
<meta name="description" content="紹介文">
<meta property="og:type" content="blog(ページのタイプ)">
<meta property="og:description" content="ページの紹介文">
<meta property="og:title" content="ページタイトル">
<meta property="og:url" content="ページのURL">
<meta property="og:image" content="アイキャッチ画像のURL">
<meta property="og:site_name" content="サイト名">
<meta property="og:locale" content="ja_JP(ローカル言語)" />
<meta property="fb:app_id" content="FacebookのApp-ID">
<meta name="twitter:card" content="summary(カードの種類)">
<meta name="twitter:site" content="ツイッターID">
</head>
OGP設定は、すべての SNS で共通に使えます。
ただ、Facebook, Twitter は 設定の時にアカウントが必要です。
Facebook は自分の「App-ID」か「adminID」のどちらかが必要(17行目)
Twitter は「ツイッター ID」が必要です(19行目)
このあと「シェアボタン」を設置します。
シェアボタンは、各SNSのページでコードをゲットして自分の HTMLファイルに貼ればOK。
OGP設定方法
設定方法は、この「ほんっとに...」や、もう1つのブログ「*Web Design 覚え書き*」で、詳しく書いていますので、リンクを貼っておきます。参考にしてみてください。
OGPの設定詳細
OGP設定のHTMLソースと Facebook, Twitter Cardsの設定を全部まとめてメモ!(*Web Design 覚え書き*)
<head>要素のprefix属性への記述、画像のサイズ、デバッガー、FacebookのApp IDの取得方法などを書いています。
シェアボタンのゲットのしかた
(ちょっとメモ)FC2ブログに はてブ と Google+1 のボタンをつける
FC2ブログに手動でSNSボタンを設置する記事ですが、Twitter, Facebook, はてなブックマーク, Google+1, LINE のボタンを、各サイトでゲットする方法を書いています。
WordPressでの OGP設定
↓WordPress で OGP用のパーツテンプレートを作ります。
WordPressでOGP設定。Facebook, Twitter Cardsもプラグイン無しでOK!(*Web Design 覚え書き*)
↓WordPress でのシェアボタンの設置。プラグインも使っています。
プラグインSimple Share Buttons Adderで記事にシェアボタンを設置し「はてな」は手動で入れてみた(*Web Design 覚え書き*)
FC2ブログでの OGP設定
FC2ブログは管理画面で自動設定できますが、手動で(変数を使って)編集しています。
(ちょっとメモ)FC2ブログで OGP設定(Facebook, Twitter Cardsも)
次回予告
次回は、<template>要素を使ってみましょう。
<template>要素は HTML5 で登場した新しい要素。テンプレート部分を作ります。
ページの読み込み時に描画されず、後で JavaScript を使用して内容を生成できる部分を作る要素です。
- 関連記事
-
- [49-4] input要素で時間を入力してもらおう (datetime-local, date, month, week, time)
- [49-3] input要素で ラジオボタン や チェックボックスを作ろう (radio, checkbox)
- [49-2] input要素でテキストを入力してもらおう ( text, search, tel, url, email, password )
- [49-1] input要素の属性一覧・ type属性の値一覧
- [48] フォーム部品のグループ化のための fieldset要素と legend要素
- [47] form要素で「送信先」と「送信方法」を指定しよう
- [46] template要素でテンプレートを作ろう
- [45-5] meta要素で OGPを設定しよう
- [45-4] meta要素の http-equiv属性で動作を指示しよう
- [45-3] meta要素の name属性でサイトの情報を指定しよう
- (ちょっとメモ)文字コード、文字集合、エンコードについて(2)
- (ちょっとメモ)文字コード、文字集合、エンコードについて(1)
- [45-2] meta要素の charset属性で文字コードを指定しよう
- [45-1] meta要素で基本情報(メタデータ)を指定しよう
- [44] script要素で HTMLにスクリプトを読み込む or 直接書く
初心者にも使いやすい(と思う)レンタルサーバー
「初心者ですがレンタルサーバーはどこがいい?」というご質問をよくいただきます。
自由にファイルをアップロードできる自分のサーバがあると便利ですよね。ローカル環境じゃなくサーバ上で試してみたい時がありますからね。
私が使っているのは、
スターサーバーや ロリポップ!
です。どちらも管理画面がわかりやすく、マニュアルも充実していて、料金も安い。どちらもライトプラン以上で WordPress が使えます。
初心者が始めやすいサーバだと思います。
ちょっと料金は高いけど、さくらのレンタルサーバや、エックスサーバー
は、やはり老舗なのでおすすめです。
両方とも高スペックでコスパが良く、老舗でユーザーが多いので、質問する場がたくさんあります。初心者だけど仕事でサーバが欲しい場合は、安心なのではないかと思います。
スポンサーリンク