[45-1] meta要素で基本情報(メタデータ)を指定しよう
最終更新日:2017年12月08日 (初回投稿日:2012年08月09日)今回から <meta>要素 です。
これまで見てきた メタデータ・コンテンツの要素、<title>
<base>
<link>
<style>
<script> は、すべて HTMLに関する「メタデータ」を指定するためのもの。
今回の <meta>要素 は、この<title> <base> <link> <style> <script>で指定できない「メタデータ」を扱う要素だそうです。
使用する要素 | <meta>(終了タグはありません) |
---|
使用する属性 | charset属性、name属性、http-equiv属性、content属性 |
---|
<meta>要素は、属性値でいろいろな指定ができるので、ちょっとややこしい。
いちばん大事な役割は、ページの「文字エンコード」の指定(これは、[3] !DOCTYPE宣言をしよう でやっています)
他に、サイトの説明文の指定、クローラーへの指示、ビューポートの指定、ページのリダイレクト、OGPの指定など、あらゆることができる要素です。
<meta>要素は内容が多いため 記事を数回に分けます。
- [45-1] meta要素で基本情報を指定しよう ←今日はココ
- <meta>要素のルールと、属性のルール
- [45-2] meta要素の charset属性で文字コードを指定しよう
- charset属性で文字エンコードを指定します。
- [45-3] meta要素の name属性でサイトの情報を指定しよう
- name属性でサイトの説明文、クローラーへの指示、ビューポートの指定などをします。
- [45-4] meta要素の http-equiv属性で動作を指示しよう
- http-equiv属性でページのリダイレクトを指定できます。
- [45-5] meta要素で OGPを設定しよう
- Facebook などの SNSでシェアされたときの「サムネイル画像や説明文などのセット」を表示させます。
参考:
The meta element - HTML 5.1 2nd Edition | W3C Recommendation
The meta element - HTML Living Standard | WHATWG
meta 要素 - HTML | MDN
メタデータとは?
メタ(meta-)とは、ギリシャ語由来で
「超−」「高次−」「−の後ろ(次の)」「−を含む」などの意味を持つ英語の接頭辞だそうです。
「何らかの事柄を対象とする、同種の事柄」の頭に「メタ」を付けるんだって。
ITでのメタデータは「データについてのデータ(著作者などの色々な情報)を示した」ものだから「メタデータ」と言うそうです。
HTMLだけでなく、コンピュータ関連では、どんなデータファイルにも「作成日時、作成者、データ形式、タイトル、注釈」などの「メタデータ」が付いてるんだそうです。
データの編集管理・検索に役に立つから。
例えば、テキスト、写真、動画ファイルなどを保存するとき、まずファイルの先頭に「メタデータ」を格納し、そのあと「データ本体」を格納するようになってるんだって。
ちなみに、メタ(meta-)の接頭辞がつくコトバを調べたら他にもいろいろありました。
例えば、
●「メタ言語」= ある言語を表現するための言語。
●「メタフィクション」= フィクションの中で、これはフィクションだと読者(観客)に意識させる技巧だそうです。
<meta>要素のルール
<meta>要素は<head>要素内に書きます。
また、<meta>要素は <head>内にある <noscript>要素の中にも書けます。
<meta>要素は、<base>と<link> と同様に終了タグは無し。
<meta charset="UTF-8">
そして <meta>要素は 属性なしで使う事はありません。
「charset属性」「name属性」「http-equiv属性」のどれか 1つを <meta>要素に入れます。これらの属性を複数使いたいなら、<meta>要素を複数書きます。
ということで、<meta>要素は複数OKです。
<meta>要素の属性のルール
<meta>要素の属性は W3C や WHATWG の仕様書では
「charset属性」「name属性」「http-equiv属性」「content属性」の4つ。
1つの<meta>要素に「charset属性」「name属性」「http-equiv属性」のうちどれか1つだけしか使えない。
属性を3つとも使うんだったら <meta>要素も3本書きます。
「charset属性」は 1つの HTML上に1コだけしか使えません。ページの文字エンコーディングを指定するので。
「name属性」「http-equiv属性」を使ったら「content属性」も必ず使います。
「content属性」は単独では使えません。
必ず「name属性」か「http-equiv属性」と一緒に使い、それらの値に対しての具体的な指定をするための属性です。
下の例では OGPのための指定があるので、<head>内にたくさんの <meta>要素が入っています。
<head>
<meta charset="UTF-8"> <!--文字エンコード-->
<title>ページタイトル</title>
<link rel="stylesheet" href="css/default.css">
<link rel="stylesheet" href="css/add.css">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1"> <!--ビューポート-->
<meta name="robots" content="index,follow"> <!--クローラーへの指定-->
<meta name="author" content="著作者">
<meta name="description" content="紹介文">
<meta property="og:type" content="blog(ページのタイプ)"> <!--コレ以降OGPの指定-->
<meta property="og:description" content="ページの紹介文">
<meta property="og:title" content="ページタイトル">
<meta property="og:url" content="ページのURL">
<meta property="og:image" content="アイキャッチ画像のURL">
<meta property="og:site_name" content="サイト名">
<meta property="og:locale" content="ja_JP(ローカル言語)" />
<meta property="fb:app_id" content="FacebookのApp-ID">
<meta name="twitter:card" content="summary(カードの種類)">
<meta name="twitter:site" content="ツイッターID">
</head>
次回から、<meta>要素の「属性」を順に解説していきます。
次回予告
次回は<meta>要素の「charset属性」を使ってみましょう。
これは「文字コード」を指定する属性です。
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