[40] メタデータ・コンテンツって何?
最終更新日:2017年11月12日 (初回投稿日:2012年03月13日)
メタデータ・コンテンツ は、HTML文書の情報を指定する要素群です。
<title> <base> <link> <style> <meta> <script> <noscript> <template>があります。
メタデータ・コンテンツは、たいてい <head>内に書き(<body>の中に書く要素もあり)ます。
これらは HTML文書全体の動作や機能、スタイルなどを指定するもので、ブラウザで直接コンテンツが表示されるモノではありません。
これらをきちんと書かないと、
「外部CSSのリンク切れで見た目が変」「Javascriptが動作しない」「検索しても出てこない」など、根本的な悩み(?笑)の原因になってしまいます。
[37] HTML5要素の「カテゴリー」を見てみよう の、図に「メタデータ・コンテンツ」がありましたね。
これまでに2回ほどメタデータ・コンテンツを使ってます
このブログの初期の段階で、メタデータ・コンテンツの <title>要素をすでに紹介しています。
→
[2] タイトル(title要素)を設定しよう
<title>とはサイトのタイトル。SEO的に重要です。
そしてそのすぐ次の回に、<meta>要素を少しだけ紹介ています。
→
[3] !DOCTYPE宣言をしよう の後半で、下記のような指定をしました。
<head> <meta charset="UTF-8"> </head>
<meta>要素に「charset属性」をつけて文字のエンコーディング(ここでは UTF-8 )を指定しています。
<meta charset=" ">と<title>が 最低限必要 なメタデータ・コンテンツなので、当時はこれだけ紹介しました。
ほかにも重要な要素があります。まずは下記の一覧をご覧ください。
メタデータ・コンテンツの一覧
各メタデータ・コンテンツ要素の役割をざっと一覧にしました。
<title> | HTML文書のタイトルを示す要素。 SEO (Search Engine Optimization)的に重要。<h1>より上位。 ブラウザのブックマークやヒストリーにも表示される。1HTMLに1個だけ。 [2] タイトル<title>を設定しよう |
<base> | そのHTMLファイルの相対URLのベースとなる絶対URLを指定。 [41] base でベースの URL を示そう |
<link> | 外部ファイル(css, pdf, html)を読み込ませる。 [42-1] link で外部CSSファイルの読み込み、グループ化をしよう [42-2] link media=" " で 外部CSSをメディア別に切り替えよう (ちょっとメモ)link よりスマートな CSSの @import と @media [42-3] link rel="alternate" で他言語サイトやモバイル版へ導こう [42-4] link で「ショートカットアイコン」を付けよう |
<style> | CSSを直接HTMLに書く。 [43] style で CSS を HTML内に書いてみよう |
<script> | 外部スクリプト(主に Javascript)を読み込ませる。 [44] scriptでスクリプトを読み込む or HTMLに直接書く |
<noscript> | ブラウザが<script>をOFFにしているとき、代替コンテンツを表示する。 [44] scriptでスクリプトを読み込む or HTMLに直接書く |
<meta> | 上記の要素で指定できないものを担当。 [45-1] metaで基本情報を指定しよう [45-2] <meta charset=" ">の設定で文字コードを指定しよう [45-3] <meta name=" " content=" ">でサイトの情報を書こう [45-4] <meta http-equiv=" " content=" ">で動作を指示しよう |
<template> | テンプレートとなる部分を指定する。 <template>要素内のコンテンツは、読み込み時にはレンダリングされず、後で JavaScript での操作で本文へ挿入・レンダリングさせられます。 |
● 2017年11月:HTML5.1 から仕様に追加された template要素を追加記載しました。
次回予告
というわけで今回はインデックスだけ。
次回から「メタデータ・コンテンツ」の要素を順に見て行きます。
次回はまず、<base>要素で、HTMLファイル内の「リンクの基準(ベース)」を作りましょう。
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